2015年9月21日

収穫の時期

         

幼稚園の仕事に就いてから、沢山の幼稚園や認定こども園、
保育園や、子ども達が使う教材を作る工場などへ視察に行っています。
意外と民間のショッピングモールなどの施設や、ふとした街角からヒントをもらう
事が多いのも事実ですが。
つい先日は狭山にある「狭山ひかり幼稚園」様へお邪魔させていただきました。
園舎そのものも有名な建築物なのですが、そこに付随する緑化への取り組みを
見たくてお邪魔させていただきました。
しかし、
園舎よりも緑化視察よりも、なによりも園長先生のお話しに最も多くの時間を割き、
最も多くの勉強をさせていただきました。

81歳、現役。

園舎を隅から隅までご案内していただき、コンセプトからそこに至る思いまで全て
園長先生自らお話ししてくださいました。
本当に沢山の幼稚園へお邪魔させていただいていますので、敷地に入った瞬間、
なんとなく雰囲気が分かるのですが、幼稚園裏門から入り、通された場所は
園庭のど真ん中にある子ども達が使う木でできた舞台でした。
お茶菓子までそこで。
こんなの初めてです。
その周りには放し飼いに近い孔雀や鶏が。
いつまでもそこに居たいと思える場所です。

戦争も知っている先生、沢山のご苦労をしたからこそ出てくる幼稚園の雰囲気だと
思うのですが、いつか私も、いつまでもそこに居たくなる幼稚園を作りたいものです。
そう思えたそれこそが今回の視察の一番の収穫でした。

 

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