2020年12月28日

ありがとうございました

         

新型コロナウイルス

この言葉に尽きる2020年でした。

それ以外のことが思い出せないくらい私たちの生活に影響を与えましたね。withコロナだと言い聞かせ、一緒に過ごしてみてはいるものの、はっきり言ってあなたの事は好きになれないから早くどこかに行ってほしい。再び感染が拡大している中、皆様のご理解を得て発表会を開催できたことに改めて感謝申し上げます。

1クラスずつ完全入れ替え制でやる。これを伝えるのはとても勇気が必要でしたが、皆様に受け入れてもらえた事に職員一同大変嬉しく思いました。

さて、発表会はいかがでしたか?

人前に立って演技をしたり、歌を歌うことが苦手な子もいます。声が出ない、固まってしまう、泣いてしまう、ずっと隣の子に向かってセリフを言う。まさに私が幼稚園生の頃がそうでした。痛いほど分かります。逆に本番で大きな声を出して演技ができる子は大人になった今でも純粋に凄いと感じます。羨ましい。

ドキドキしながら我が子の発表を見て、終わったらほっとひと安心という方もいたのではないでしょうか。

発表会に限らず、行事の本番は先生を含め大人が手を出せない場です。そんな状況も子ども達を成長させてくれる1つの要素なのかもしれません。本番での姿はもちろんのこと、行事が終わった後の子ども達の姿には驚くばかりです。保護者の皆様には、どうしても行事を通して分かりやすい形の成長をお見せすることが多くなってしまいますが、子ども達は普段から私たち大人が見えていないところで確実に成長をしているのでしょう。「バイバイ」が「さようなら」になった。泣いて主張する子が言葉で助けを求めるようになった。友達の名前が出てきた。きっと、拾おうと思えばいくらでもあり、どんなに些細でもそれぞれに成長の姿があるはずなのです。

私自身、我が子の姿を見て、その瞬間は感動したりするのに、いつしかそれが当たり前になってしまっていることがありました。日常の中で、見てみて!ってアピールしてくれた時、「ヘェ~」で済ませてしまうこともある。きっと子どもは褒められた時の嬉しい気持ちをもう一度味わいたくて、親が喜んでいる姿をもう一度見たくて伝えてくれたはずなのに。行事をこの目で見られることが当たり前でなくなったいま、普段から子ども達の姿を見て褒めポイントを探してあげることもとても大切ですね。

手探りで2学期を過ごし、一旦は落ち着いたと思われたコロナウイルスが再び拡大。

正解が分からないまま不安な気持ちを抑え保育を進めてきた先生達には頭が下がります。

手前味噌ですが、本当によく頑張ったと思います。

2020年、皆様には先生達のことを信じて幼稚園に通わせていただき多くのご理解とご協力をいただいたこと、心より感謝申し上げます。年が明けて、また子ども達と元気に会える事を楽しみにしております。

今年も大変お世話になりました。

2021年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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