せんせいのコラム

2015年7月9日

伝わる

         

お話しをするのが大好きな子
お話しを聞くのが大好きな子
お話しをするのが苦手な子。
お話しを聞くのが苦手な子。

話題によってお話ししたくない時もある。
聞かれれば話す。
聞かれたら話さない子もいる。
お母さんとお父さんとお話しできれば満足だという子もいる。

我々大人はどうしても言葉に頼ってしまうと感じます。
言葉にしたから、言葉にしていないから。
言葉の有無で判断してしまうことがある。
自分自身が未熟だなと感じる瞬間です。

でも上手に言葉にできない時の方が多い。子どもは特に。
伝えたいという思いは確かにあるけど、伝え方がわからない。

あの手この手で、表情や態度や全身で、覚えたての言葉で、
思いが伝わった時の子ども達の嬉しそうな顔。
この仕事をしている者の特権だと思えるくらいの表情です。

だから、我々もいろんな表情で「伝わっているよ」と伝えます。
うなずくだけでも安心してくれる時がある。
子ども達には伝わる喜びを味わってほしい。
そして伝える力を育んでほしい。
そうすれば、伝え方は少しずつ身についていくはずです。

2015年7月3日

同じ意味でも…

         

ご家庭でも、幼稚園でも
子ども達を行動に移す為に声をかけます。
「お風呂入るよ」「早く着替えなさい」
「お片づけの時間ですよ」「お支度しましょう」
状況によって様々です。
初めは上記のような「一言」です。
これで子ども達が行動するようなら驚きですが、
大抵は、すぐに行動には移りません。
そのうち、
「ほら、早くしなさい!」と徐々にお母さんの顔つきが
変わってくる事が多いのではないでしょうか。
「早く着替えないと幼稚園で遊べないよ!」

◯◯しないと、◯◯できない。

幼稚園では、この「◯◯しないと◯◯できない」
という声のかけ方を必要な場面以外ではしないようにしています。
その代わり、
「◯◯すると、◯◯できるよ」
にします。

「あと少し早く着替えると、その分幼稚園で遊べるよ!」
学校へ行くようになると勉強や宿題があります。
いずれ進路を選択しなければいけない時もやってきます。

「勉強しないと、高校行けないよ」
よりも
「勉強すると、好きな高校へ行けるよ」

言っている事は同じですが、言われるなら
「◯◯すると、◯◯できるよ!」
と言われた方が良い気がしませんか?
同じ意味でも、声のかけ方で子ども達の表情、行動は変わってくるものです。
もしかしたら大人も同じかもしれませんね。

2015年6月24日

ちびっこクラブ

         

晴れの日、雨の日
慌ただしいお天気でしたね。
今月のちびっこクラブは、保育室・ホール・園庭で
たくさんの活動をしました!
楽しそうなみんなの姿をみる事ができて
先生達も嬉しい気持ちになりました!

今月も残りわずかです。
体調を崩さないように、元気に過ごしましょう!!

今月のおすすめ絵本

『はらぺこあおむし』
偕成社
さく エリック・カール
やく もり ひさし

『くるくるつるくん』
こどものとも年少版
さく かさの ゆういち

『ころころころ』
福音館書店
さく もとなが さだまさ

『おべんとう』
福音館書店
さく こにし えいこ

『かわいいかくれんぼ』
ころころ絵本
さく わらべ きみか

 

 

 

 

2015年5月27日

ちびっこクラブ

         

5月18日 月曜日から
ちびっこクラブが始まりました!

初めての場所にドキドキ・・・
何が始まるのかなとワクワク・・・

表情豊かなお友達と会えることができて
先生たちは嬉しかったです!

これからもっと、お母さんとお子さんのふれ合いを大切に、
皆で楽しい時間を過ごしましょう!

♫ちびっこクラブで紹介した絵本♫

『こんにちは』
福音館書店
文 わたなべ しげお
絵 おおとも やすお

『ちょうちょうひらひら』
こぐま社
文 まど みちお
絵 にしまき かやこ

『にらめっこ』
福音館書店
作 ちょう しんた

『わたしのワンピース』
こぐま社
絵・文 にしまき かやこ

 

2015年5月20日

ドッヂボールを通して

         

先日の園庭での1コマ。
年長さんがドッヂボールをしていました。
それはもう白熱した試合に。
ボールを当てられた子は悔しそう!
ボールを当てた子は誇らしそう。
そして先生達も負けず劣らず白熱!
非常に良い光景だと思いませんか?
一緒に楽しむ!一緒に喜び、悔しい姿も見せる。
子ども達の事が見えなくなってしまうのではいけませんが、
先生も一緒になって楽しむ姿は子ども達から自然と豊かな
表情を引き出します。
負けてしまった事が悔しかったのでしょう。
私が1人で居るところを見計らって、
「先生はどうやって投げているの?」と。
その姿に大きな成長を感じると共に愛おしくも感じました。
ルールが設定された遊び、勝ち負けがつく遊びには
こういった成長の要素も含まれています。
昨今の勝ち負けを良しとしない事も理解できますが、
それは勝ち負けという経験を踏まえた後では?と思います。
先生が子ども達と一緒に楽しみ、喜び、悔しい気持ちも表すことで
健全な勝ち負け、競争心も育む事ができる。と感じた1コマでした。
※園Facebookにも同じ内容で掲載しています。