せんせいのコラム

2015年5月15日

集団生活

         

幼稚園は小さな社会です。
そこには自分以外に多くの人がいます。
従って、自分の思い通りにならない事の方が圧倒的に多くなります。
それこそが幼稚園に通わせる大きな意味の一つではないかと思います。
時にはお友達と意見の食い違いからぶつかる事もあるでしょう。

我慢をする事もあるかもしれません。
お友達を悲しい気持ちにしてしまう事も、そしてその逆も。

そんな経験ができるのは集団で生活を共にするからなのです。
子ども達にとって成長する上でとても大切な経験です。
いまのうちにできるだけ・・は大袈裟かもしれませんが、
そんな経験を沢山して自分以外の人の気持ちを少しでも理解しよう
とする大人、周囲と協力して物事に取り組める大人になってくれたら嬉しい限りです。

※写真は年長さんが花の植え替えを手伝ってくれた時のものです。年長さんなりに分担して作業をしています。

2015年4月29日

育てる。

         

年中さんは「ひまわり」を育てます。
種を植え、毎日観察しながら今か今かと芽が出るのを待っています。
ある日、年中さんの複数名が私の所へ。
「来て来て~っ!」と自分達のお部屋の前まで連れて行ってくれました。
「芽が出たの!たくさん出た!」とひまわりの種を植えたポットを指さしました。
その表情はとてもきらきらしていて、次はお花が咲くのが楽しみと言ってくれました。

種を植えて芽が出る。そして花が咲く。
お花を見て感じる心を育てる事も大切。更にそのお花が咲くまでには
どんな過程があるのかを実際に本物を育てる事で体験させてあげたいのです。
最終的に、そのお花から種を取る。

植物ですが、命の営みを少しでも感じてもらえると嬉しいな。
理解するというのは難しいです。なんとなくでも感じる事が大切。
でもこういう事の積み重ねが子ども達の「命に対する心」を育んでくれるのではないでしょうか。
学年が一つ上がると今度は「野菜」を育て、実際に食べます。
今度は「食」というキーワードも関わってきます。

 

2015年4月15日

外遊び!

         

ひさしぶりの良いお天気。
新入園児の子ども達が園庭で思い切り遊んだのは今日が初めてでした。
とても活き活きとした表情で遊んでいました。

園庭での外遊びは様々なものを育んでくれます。
全園児が遊びますので異年齢との関わりが生まれます。
遊具や砂場の玩具なども人数分はありませんので、順番待ちや貸し借りを経験します。
走っていれば転ぶ事もありますし、怪我をする事も。
怪我をした子への配慮や自ら対応する力も少しずつ育まれます。
もちろん思い切り遊べば体力もつきます。

先生達は子ども達に園庭で遊ばせてあげたくて朝から頑張ってくれました。
水たまりに必死に砂を撒き外遊びができるようにしていた年少の主任の姿も・・。

 

 

みどり幼稚園では先生達も子ども達と一緒になって外遊びをします。
先生達が楽しく遊んでいる姿は子ども達にとっても楽しいものです。
沢山の大切な事が溢れている園庭!
明日も思い切り遊ばせてあげたいですね。

2015年4月7日

慣らし保育

         

いよいよ幼稚園生活が始まりましたね。
泣いてしまう子もいれば、お母さんも驚くほど元気よく登園した子もいました。
「慣らし保育」という位ですから、幼稚園に慣れる事が目的です。
2日間の慣らし保育で完全に慣れる事はできませんが(大人でも難しいものです)
これから始まる2年間、3年間のきっかけにしてあげたいですね。
お母さんと離れること。
環境。
先生やお友達。
新しい事だらけの子ども達は一生懸命に過ごした一日だった事と思います。
お家では少し疲れた様子も見られるかもしれませんが、暖かく包みこんであげてください。

お天気が良くなったらお外で元気に遊ぼうね!!