せんせいのコラム

2017年10月4日

炙り出せたら良いでしょ?※注 非常にゆるい内容です

         

運動会が近づくと子ども達は予行練習をします。
先生達はシミュレーションします。
シミュレーションですよ。
流れや、あらかじめ注意すべきポイントが
炙り出せれば良いのです。
この日の放課後は保護者競技である障害物競争のシミュレーション。
ポイントを確認して1人2人ゆっくり走れば
注意すべきポイントが炙り出せるでしょう。

 

 

気合いはいらないでしょう。
シミュレーションだし。
「いやいや年長チームはピラミッドでしょう!」by園長

 

 

いやいや、ピラミッド要らないでしょう?
シミュレーションでしょう?
そもそもチームってなんでしょう。
あ、

 

 

やっぱり始まった。
なんでだろう・・
その本気は。

 

 

み◯こ先生・・速・・。
そして結果発表。

 

 

これ、悪いクセですよ。
この後は去年と同じ流れですから。
・・・・。

けいた先生〜!
「よろしくお願いします!」by 全員
なにを?
「なにを?って・・ねぇ、焼肉でしょ」
・・・。
炙り出せればいいんだよ。焼く必要あんの?

全員て。
競争じゃなかったの?
最後は。

 

 

集合写真。
撮ってる場合か!

2017年8月30日

社会人と学生

         

ちょうど1年前。
全埼玉私立幼稚園連合会が主催する
「合同就職説明会」に参加しました。

現役の先生に説明ブースを任せたのは初めてのこと。
それも1年目の先生です。(現在2年目)
就職して3ヶ月〜4ヶ月のフレッシュな先生。
園の思いや理念を伝えるのは少し難しいけれど
今の学生が聞きたいことは私なんかよりもずっと理解しています。

学生としても自分と同世代の先生が話す情報の方が
「生きた」情報として入ってきます。
難しいポイントや条件面等は私が話して、現場の声は先生が話す。

・先生たちの雰囲気はどうですか?
・制作物ってどんなものを作りますか?
・ピアノがあまり得意ではないんですが・・
・何時に帰れますか?

学生それぞれにいろんな聞きたいことがあって、
基本的には質問を聞いて先生が答えるパターンです。
うちの弱いところもあります。聞かれたくないな〜というところも。
でも、嘘は言わないこと。正直に答えること。(話を盛らないこと)

そして、自分が楽しいと思うこと、先生になって良かったなと感じたこと。

1年が経ち、昨年は学生として机の向こう側にいた彼女たちも
今年は先生として、社会人として、こちら側に座りました。

いい顔で、いい声で、生の情報を伝えていました。
わずか数ヶ月ですが成長しております。

 

2017年7月7日

出会いを応援しています

         

さいたま市、戸田市、新座市の先生方と有志で集まって
学生の就職のお手伝いができないだろうか?と活動をしております。

一生懸命勉強して免許・資格を取り、夢だった幼稚園の先生になったにも関わらず、わずかな期間で退職してしまう状況があります。

本人の社会人としての未熟さを指摘するのは簡単ですが、我々幼稚園側にもできることはないのかな?というところから始まりました。色々な状況がある中で、私たちが注目したのは「ミスマッチ」でした。就職したは良いけれど、「こんなはずじゃなかった」と感じた時に一気に辞めるという方向へ傾いてしまうことが多い。幼稚園の先生はもう嫌だと。

それならミスマッチを少しでも減らそうと。

試行錯誤を重ねた中で(今でも試行錯誤)

「幼稚園、保育園、認定こども園・・どんなところがあるの」

「他では聞けないこと」

「気になる園の見学推奨と見学のポイント」

「学生自身が抱いている不安や悩みの解消」

をそれぞれの園の運営者がその場で答えています。本当にためになっているか?と言われると正直分かりませんが(笑)参加してくれた学生の方からは概ね良かったと言ってもらえています。

今まで参加した学生は100名を超え、少しずつ認知されるようになってきた活動ですが、まだまだこれから。そして今は幼稚園教諭や保育士が圧倒的に不足しています。従って売り手市場です。就職先はいくらでもあります。でもミスマッチが起きて先生そのものを辞めてしまうのでは悲しいことです。

ミスマッチを減らし、学生・幼稚園双方にとって良い出会い(就職)の力になれれば嬉しく思います。

最後に、学生から頂いた質問で面白かったものを。

「あのぉ・・見た目で選ぶことってあるんですか?」

ちなみに、ちゃんと答えました。

2017年5月20日

バージョンアップの時期

         

久しぶりのコラムなので、長文です。

定期的に更新して短くという突っ込みは優しくお願いします。

園だより等でも幼児教育業界や子どもを取り巻く環境(施設)が
過渡期であり、激動の時代の真っ只中であることは時々書かせて
いただいていおります。

「施設」
幼稚園、保育園、幼保連携型認定こども園、幼稚園型認定こども園、保育所型認定こども園、地方裁量型認定こども園、小規模保育、企業主導型保育所、事業所内保育所・・・etc

一昔前は幼稚園か保育園という認識だったのは私だけではないのではないでしょうか。

しかし、上に書いただけでもこれだけ存在します。
それは子育ての仕方が多種多様になり、またそれだけのニーズが存在することを指します。幼稚園や保育園だけではカバーしきれなくなってきたのです。

幼稚園だから、保育園だから、認定こども園だからという選び方もありますが、
詰まるところ、「良いところ」が選ばれることに間違いはありません。
今は待機児童が騒がれていますが、落ち着きを見せた時には必ずそうなるでしょう。
待機児童となった場合、預かってもらえれば良いという妥協はありますが、
それでも親としては「より良いところ」を我が子の育ちの場に選びたいのが本心です。

また、こんなニーズもあるのではないでしょうか。

本当は保育園に通って仕事に復帰したい。
でも優先順位が低く入ることができない。

本当は幼稚園に通って子育てに時間を使いたい。
でもここで職を離れるわけにはいかない。

そのハイブリット型として双方の強みを生かす目的で生まれたのが認定こども園です。
しかし、その認定こども園でも施設によって様々な「方法」が存在します。
どれを選べば正解というのはありません。

幼稚園関係者の一部では子どもの為を思っていない施策だと言われたりもします。親の就労斡旋だと。一理あるのでしょう。しかし、その感覚はもしかしたら半世紀近く前の感覚なのかな?と思う時もあります。今は社会情勢が違います。子育て自体が昔より難しくなっている気もします。ご近所で、大家族で子育てという概念は今のお母さんにはないと思います。

話が逸れました。
間も無く、学習指導要領が新しくなります。
その改訂において中心でご活躍されている、
「白梅大学教授:無藤先生の講習」、
日頃から共に情報交換をさせていただきお会いすることも多い、
「子ども子育て支援新制度の最先端を走る認定こども園:東村山むさしの認定こども園」の視察
に理事長、園長、鈴木の3名で行って参りました。
詳しくは改めて設けなければ足らないほどのものなので、印象的だった部分だけを申します。(私のメモが元なので無藤先生の言われたことと若干のズレがあるかもしれません。)

幼稚園・保育園・認定こども園において使用する用語に違いはあれど目指す子どもの姿は同じ。従って、今、幼稚園だから、保育園だから、認定こども園だからとあえて名乗る必要はないし、それ自体に意味はない。

小学校はスタートアップカリキュラムが義務となる。つまり、幼児教育の終わりの時点をしっかり把握した上でスムーズに1年生のスタートを切ることが求められる。今までは幼稚園や保育園という前の走者がバトンを繋いできたのに、助走をせずに立ち止まってバトンを受けていたのが小学校のスタートである。それは小6から中1にも言えること。助走をしてスムーズに走り出すことがスタートアップカリキュラムである。

ハードである施設とソフトである教育がともにバージョンアップをしなければいけない時期に来ています。その双方の最新の状態を学ばせていただけたことに感謝申し上げます。

本園は引き続き情報を追いながら、様々な方と連携し、子ども達にとって、関わる皆さまにとって、より良い施設となれるよう努力を続けていきます。

なんだか、久しぶりのコラムなのに難しい話になってしまいました。

次回は少し緩い内容で(笑)

2017年4月7日

慣らし保育

         

保護者の皆様へ
我々幼稚園の先生は、新入園児は泣いてくるもの。
そう思っています。だから安心してください。

新入園児のみんなへ。
幼稚園嫌だ!
そりゃそうだ。
お母さんと離れてまで行きたい場所なんてないよね。
お家へ帰ったらあっという間に寝てしまうかな?
(実はね・・先生達もそうなんだよ)

一度お預かりした以上、楽しかったと言える時間を過ごしたいと思っています。
どこか一瞬でもいいから笑顔を引き出したい。
その笑顔が見られたら先生達は内心では「よしっ!」って
思わずガッツポーズするのです。

この2日間を見ているとクラスで椅子に座って
先生の話を聞いている姿が印象的でした。
ちびっこクラブで日頃から先生の話を聞き慣れているのかな?

不安そうな顔、泣きじゃくっている顔、ぐっと堪えている背中。
どれも、今だからこその姿でもあります。
3日間のお休みを挟んでいよいよ在園児のお兄さんやお姉さんも
幼稚園に来ます。お兄さんやお姉さん達も1年前、2年前は皆と同じ
ような姿でした。平成29年度、いよいよ始まります。
楽しみです!